クレジットカード現金化の手数料の内訳を簡単解説
2019年11月29日
クレジットカード現金化に係る手数料の内訳や実際の金額等を詳しく解説して参ります。
「クレジットカード現金化を利用する前に手数料を知りたい」
「悪徳現金化業者に騙されないために、手数料の相場を知っておきたい」
という方は本記事を参考にしてください。
クレジットカード現金化の手数料の内容

クレジットカード現金化をする際には、かかる手数料の内容をまとめました。
手数料の内容 | 金額・内訳 |
商品の発送料 | 数百円~1000円程度(お住いの地域による) |
入金の際の振込手数料 | 数百円~1000円程度 |
クレジットカードの決済手数料 | 3% |
消費税 | 10% |
その他事務手数料 | 3000円前後 |
順番に、クレジットカード現金化にかかる手数料の内容を解説していきましょう。
①商品の発送料
クレジットカード現金化は、現金化業者から商品を購入し、その際にキャッシュバック料金としてお金を受け取ります。
商品の発送にかかる発送手数料は、利用者が負担するのが一般的です。
お住いの地域にもよりますが、数百円から数千円程度かかるということを理解しておきましょう。
ただクレジットカード現金化の商品に、Eメールタイプのギフト券を使用する場合もあります。
Eメールタイプの商品券ならば、メールやメッセージに添付して受け渡しをすることが可能です。
そのため配送手数料がかかりません。
商品の発送料を抑えたいという方は、Eメールタイプの商品券をクレジットカード現金化に使っている現金化業者を利用するといいでしょう。
なおクレジットカード現金化で使われた商品は必ず受け取らなければいけません。
仮に受取拒否などをしてしまうと、正規の商取引が行われなかったとして、クレジットカード現金化自体が無効になってしまう恐れがあります。
②入金の際の振込手数料
クレジットカード現金化したお金は、手渡しではなく銀行口座に入金されます。
銀行口座に入金される際にかかる振込手数料は、利用者負担ですので、ご注意ください。
数万円程度の入金であれば、600~800円程度が振込手数料としてかかります。
なお銀行によっては同行間の振込手数料は無料としていることもあります。
そのため振込手数料を抑えたいのであれば、現金化業者が使用している銀行口座を予め問い合わせ、同一の銀行口座に入金をしてもらうようにしましょう。
またクレジットカード現金化の際に用意する銀行口座は、ネットバンクがオススメです。
ネットバンクならば、普通銀行の口座よりも振込手数料が安くなります。
またネットバンクであれば平日や休日であっても、着金を確認することができ、すぐにクレジットカード現金化のお金を受け取ることができます。
「振込手数料を安くしたい」
「すぐにお金を受け取りたい」
とお考えの際には、ネットバンクを利用しましょう。
③クレジットカードの決済手数料
クレジットカードの決済手数料とは決済代行会社や、クレジットカード会社に、支払う手数料です。
本来であれば、クレジットカードの決済手数料は店舗側が負担すべきであり、利用者が支払う必要はありません。
しかしながらクレジットカード現金化においては、決済手数料も利用者負担となりますので、注意してください。
クレジットカードの決済手数料は、現金化業者が契約している決済代行会社にもよりますが、概ね3%前後です。
④消費税
クレジットカード現金化では、現金化業者が販売している商品を利用者が購入することで現金化が行われます。
そのため現金化の際には、消費税がかかることになります。
クレジットカード現金化の消費税は、軽減税率ではありませんので、ご注意ください。
⑤事務手数料
事務手数料とは、簡単に言えば雑費のことです。
例えば、商品の梱包費用、クレジットカード現金化に使う商品の仕入れ代金など現金化業者にはクレジットカード現金化をするために多くの事務費用が発生します。
それらの事務手数料は利用者への手数料に含まれます。
金額としては3000円程度が一般的です。
現金化業者の誇大広告には要注意!

これまでクレジットカード現金化にかかる手数料をご覧になってお分かりのとおり、現金化の際には手数料として20%〜30%程度かかります。
そのため現金化業者が自社のホームページ上で謳っている「手数料3%」や、「換金率99%!」といった文言は全て誇大広告となります。
ほとんどの現金化業者が利用者を増やすために誇大広告を行っていますが、実際のクレジット現金化において高換金率で現金化が行われる事はありません。
そもそも消費税が10%かかるため、どんなにクレジットカード現金化の換金率は最大で90%までとなります。
クレジットカード現金化を利用する際には、提示された換金率よりも低くなるということを理解しておきましょう。
手数料の内訳は必ず確認しよう
前述の通り、現金化業者の中には高い換金率を提示して利用者を騙そうとする業者が存在します。
そのため現金化業者に提示された換金率を鵜呑みにするのではなく、必ず手数料の内訳を確認するようにしましょう。
例えば
「クレジットカード決済手数料を多く取られていないか」
「明瞭な事務手数料を要求されていないか」
といった事は必ず確認しなければいけません。
現金化業者に換金率を提示された場合にはなぜその換金率になるのか、手数料の内訳を必ずとい合わせるようにしてください。
仮に手数料の内訳の説明を拒否されたり、不当な手数料が含まれていた場合には、悪徳業者の可能性が高くなります。
そのような業者は利用せずに、カード決済を行う前に利用のキャンセルを申し出ましょう。
クレジットカード現金化の手数料は高金利!
最後にクレジットカード現金化を利用する際に知っておかなければならない注意点を解説します。
クレジットカード現金化は借金ではありませんが、手数料分を金利として考えると利息制限法を上回る高金利となります。
例えばクレジットカード現金化の手数料が25%だった場合、その手数料を金利(年利)に換算すると
「25% ×12ヶ月= 150%」
という非常に高い金利となるのです。
利息制限法で定められている金利の上限が20%であることと比較すると、クレジットカード現金化の手数料がいかに高金利であるかがわかるでしょう。
クレジットカード現金化は貸付ではないため、利息制限法を上回る手数料であっても違法にはなりません。
クレジットカード現金化には、審査がない、即日でお金を手にできる、金融ブラックでも利用できる、といったメリットがありますが利用の際には手数料が高いと言うことをくれぐれも理解するようにしてください。
まとめ

クレジットカード現金化にかかる手数料について詳しく解説して参りました。
現金化業者を利用する際には本記事で解説した手数料の内訳を確認し、手数料項目は正当か、また不明瞭な手数料が上乗せされていないかどうかを必ず確認するようにしてください。
特に消費税やクレジットカード決済手数料などは現金化手数料に含まれていると言うことを知らない方が多いため特に注意が必要です。
手数料を確認するためには、実際に現金化業者に問い合わせをしてみることが最も確実です。
またクレジットカード現金化を行う際には、現金化業者が示す換金率の大半は誇大広告であるということをあらかじめ理解しておかなければいけません。
高い換金率につられて悪徳業者に騙されてしまうことがないように、現金化業者に申し込みをする前には口コミなどを調査し本当に信頼できる現金化業者なのかを確かめるようにしてください。
加えてクレジットカード現金化の手数料を金利に換算すると消費者金融やカードローンの金利よりもはるかに高いということを注意しましょう。